(焼そば その23)○ 「UFO キムチ」(日清)日清を代表するカップ焼きそばといえばUFOなのですが、2011年で誕生35周年ということで復刻フレーバーの登場。第二弾は辛さが決め手のキムチです。 第一弾のわさびマヨネーズに続いて酒の肴にピッタリという感じです。復刻するというのは美味しくて人気があるということですので、間違いなく美味しいと思います。 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がして液体ソースをかけてよくかき混ぜれば完成。当たり前なのですがキムチの良い香りがしてきました。 早速、麺を一口いただきます。醤油とキムチが混ざったようなコクのあるソースとなっており、風味の良さだけではなくピリッとしたほど良い辛さと甘みもあります。 麺そのものはノーマルタイプのストレート麺ということで、麺同士がべた付くような感じが無くてスルッと口の中に麺を吸い込むことができ、麺のコシもまあまあですね。 具は白菜キムチ、キャベツの2種類となっており、白菜キムチは酸味と辛味を楽しむことができ、キャベツはシャキッとした食感と噛む度に甘さを楽しむことができます。 キムチソースの辛味と旨味と風味の良さが麺の一本一本に絡まっているので最後まで美味しくいただけるような一品。復刻ではなくレギュラーでも良い美味しさです。 ○ 「スゴブト 大盛り 焼そばソース味」(マルちゃん) ハリガネといった極細麺に対抗したのか解りませんが、今までになかった極太麺の大盛りカップ焼そばの登場です。その名もスゴブトとそのまんまなのが良いですね。 B級グルメにもの凄く太い麺を使った焼そばがあるのでイメージ的にそんな感じだと思いますが、どのくらい太さと食感にインパクトがあるのか食べるのが楽しみです。 お湯を入れて5分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースを入れて麺によく絡むようにかき混ぜてから、最後にからしマヨネーズをかければ完成です。 早速、ソースの酸味が漂う麺を一口いただきます。香り同様に程良い酸味があるとともに適度な濃さとなっているソースでからしマヨネーズのアクセントもいい感じです。 麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、スゴブトと称するだけあってモチモチ感と喉越しの良さが抜群で、ボリュームも満足するものがあります。 具はキャベツのみとなっていますが、からしマヨネーズと麺そのものの食感の良さがあるので十分といった感じで、シャキシャキ感と甘さがソース味にピッタリです。 定番の風味と味わいに加わったソースと極太麺の相性の良さを堪能することができる一品。十分なインパクトがある麺は最後の一本まで美味しくいただくことができます。 ○ 「北の焼そば 十勝豚丼風焼そば」(日清) 北海道限定に加えて日本ハムファイターズの応援カップ焼そばとしてお馴染みとなっている北の焼そばシリーズから第五弾として十勝豚丼風焼そばの登場です。 牛丼が主流の本州と違って主に豚肉を食していた北海道では豚丼が主流となっています。今回はそんな豚丼の味付けとなっている焼そばということでかなり珍しいです。 お湯を入れて3分、火傷に気を付けてしっかりと湯切りをしてから液体スープをかけて麺に絡むようよくかき混ぜて、最後にお好みで七味唐辛子をかければ完成です。 早速、麺を一口いただきます。醤油ベースで甘みがあって御飯にかけて食べてたら間違いなく美味しいと思えるタレが特徴的。タレのメーカーであるソラチの監修です。 麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、細めということでスルッと口の中に入ってくるとともに、思ったよりもコシの強さを楽しむことができます。 具は豚肉のみということで豚丼らしさをしっかりと演出しており、豚肉に豚丼のタレをしっかりと絡めていただくと御飯のおかずになりそうな美味しさとなっています。 豚丼ならではのタレの美味しさとコシの強い麺のコラボを心地よく楽しめるような一品。カップ焼そばとしてではなくB級グルメとしても成立しそうな感じですね。 ○ 「じゃがマヨネーズ 塩焼そば」(明星) ホックホクの皮付きじゃがにマヨネーズがとろ~り!!とかかったものと塩焼そばを一緒にしたカップ焼そばの登場。そのまんまの名前でじゃがマヨネーズ塩焼そばです。 ジャガイモとマヨネーズの相性の良さは周知の事実となっていますが、それに塩焼そばを合わせてしまったというのが特徴的です。ソースと違った旨さを楽しめそうです。 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、粉末ソースを入れて麺によく絡むようかき混ぜてから最後にマヨネーズとふりかけをかければ完成です。 早速、マヨネーズの酸味が漂う麺を一口いただきます。塩味と香辛料が合わさったパンチのある味わいにマヨネーズのまろやかさが加わった感じで美味しくいただけます。 麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、細めということですすりやすい一方でまあまあのコシの強さも兼ね備えているといった感じとなっています。 具はジャガイモ、キャベツ、ニンニク、アオサ、唐辛子の5種類となっており、ジャガイモは皮付きとフレークの2種類があるのでホクホク感と香ばしさを楽しめます。 ジャガイモと麺の食感の良さに加えてソースとマヨネーズと香辛料のバランスの良さを楽しむことができる一品。塩だからこそジャガイモの味が生きているのが解ります。 ○ 「凄太 焼そばBAGOOOON」(マルちゃん) 東北と信越地区限定で発売されているカップ焼そばとしてお馴染みとなっている焼そばBAGOOOONが新製法つやもち麺!となって登場しました。 その名も凄太焼そばBAGOOOONということで、マルちゃんの太麺シリーズの共通の表現である凄太が用いられています。その食感も同じような感じなのでしょうか。 お湯を入れて5分、しっかりと湯切りをしてから新たなお湯でわかめスープを作るのですが今回は戻し湯で作り蓋を開けて液体ソースをかけてよくかき混ぜれば完成です。 まずは、スープを一口いただきます。わかめの風味が効いていてあっさりとした塩味となっており、戻し湯を使ったということで麺の出汁が染みこんでいて美味しいです。 麺は極太のちぢれ麺ということで喉越しとモチモチ感を楽しめるとともに、酸味がしっかりと効いているソースがそれぞれの麺によく絡んでいるので良い味わいですね。 具はキャベツのみとなっていますがシャキシャキ感と甘さを楽しむことができ、スープの具はワカメ、ゴマ、長ネギの3種類といったバランスの良いものとなっています。 甘酸っぱいソースの味わいとガッツリとした食感のある麺に加え、ソースと中和するようなあっさりスープを楽しむことができる一品。バランスの良さが際立つ一杯です。 ○ 「B-1 福島 なみえ焼そば」(日清) B級ご当地グルメの祭典としてすっかりと定着したB-1グランプリでお馴染みとなっている福島浪江焼麺太国のなみえ焼そばがカップ麺となって登場しました。 忘れられない2011年の東北大震災。その年に東北を応援しようということで売上の一部はまちおこし活動の支援に使われるのですから食べないわけにはいきません。 お湯を入れて5分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースを入れて麺によく絡むようかき混ぜてから、最後に一味唐辛子を万遍なくかければ完成です。 早速、そんなに強くないソースの香りがする麺を一口いただきます。あっさりとした味わいのソースなのですが物足りなさを感じることがなく美味しく食べられますね。 麺そのものはスナック麺タイプを幅広にして分厚くしたような感じとなっているので喉越しの良さを楽しめるとともにソースが薄味ということで素材の味を感じ取れます。 具は豚肉、モヤシ、一味唐辛子の3種類となっており、豚肉はチャーシューのように良い味わいで、モヤシはタップリと入っているので歯応えを堪能することができます。 麺とモヤシの食感の良さとソースのあっさりとした美味しさを楽しむことができる一品。とにかく今までのカップ麺ではありえないくらいにモヤシが入っています。 ○ 「焼そば 醤カルビ味 あまからプルコギ風」(サンヨー食品) カルビが入っているカップ焼きそばとして定着してきた焼そばカルビ味シリーズから、韓国をイメージすることができる醤カルビ味あまからプルコギ風の登場です。 甘辛しょうゆだれにカルビ肉とキャベツがおいしい焼そば!といったことが書いてありました。ソースや塩だれと違った味付けとカルビ肉の風味の良さを楽しめそうです。 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、特製調味だれを入れてよくかき混ぜれば完成。甘酸っぱい香りとコチュジャンの香りが漂ってきました。 早速、麺を一口いただきます。醤油ベースの甘辛いタレはまるで焼肉のたれを思わせるくらいに美味しくて、さらにカルビの風味が麺の全てに染みこんでいる感じですね。 麺そのものはノーマルタイプのストレート麺となっており、べた付く感じが少なくてとてもすすりやすく、コシの強さもまあまあということで喉越しの良さも抜群です。 具は牛肉、キャベツの2種類となっており、牛肉は歯応えがあって噛むほどに牛の旨み成分が染み出てくるような感じで、キャベツはソースにピッタリの美味しさです。 焼そばというよりたれの旨みを活用した新たな麺料理といった雰囲気と味わいのある一品。辛さも控えめとなっているのでとても食べやすい一杯となっています。 ○ 「四季物語 冬限定 焼そば」(マルちゃん) 春夏秋冬、カップ麺にも季節に応じてそれぞれ違った味があるということで、その季節に合った美味しさを届けてくれる四季物語から冬限定の焼そばが登場しました。 前作の冬バージョンは真鱈が具材に入っていたのですが今回はかに入り冬蒲鉾とのことです。鍋やボイル等で冬季に食べる機会の多いかには冬にピッタリの食材ですね。 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、特製油を入れてよくかき混ぜてから、粉末スープを入れてさらに麺に絡むようかき混ぜれば完成です。 早速、麺を一口いただきます。ほど良い油っ気があるので滑らかな舌触りで醤油ベースのソースが焼きそばというより汁なしラーメンのような味わいを演出してくれます。 麺自体はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、ややべた付くような感じはありますがモチモチとした食感となっているので美味しくいただくことができます。 具はカニかま、タマゴ、長ネギの3種類となっており、カニかまは大きくて噛むほどにカニの風味が口一杯に広がってくる感じで、タマゴは柔らかくて甘めの味わいです。 カニと醤油の合わさった風味の良さを心地よく楽しむことができる一品。麺やカニかまを別々にいただくのではなく、一緒にいただいた方がさらに美味しく思えます。 ○ 「焼そば屋 ソース焼そば」(明星) いかにもリーズナブル路線を歩んでいそうな雰囲気が漂っているカップ焼そばの登場。それもそのはずでローソンの百均で入手した焼そば屋ソース焼そばです。 スパイシーなソースと食べごたえのある中太麺!といったことが書いてありました。気軽に食べることができるオーソドックスなソース焼そばになっていそうです。 お湯を入れて3分、火傷に気を付けながらしっかりと湯切りをし、液体ソースをかけて麺によく絡むようにかき混ぜてから最後にふりかけを万遍なくかければ完成です。 早速、香辛料とソースの混ざった香りが漂う麺を一口いただきます。口に入れたら直ぐにソースの酸味とスパイシーな感じが解るような感じで大人向けの味わいですね。 麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、少しべた付く感はあるもののモチモチとした食感の良さとソースが染みて味わい深くなっているのが解ります。 具はキャベツ、紅ショウガ、青のりの3種類となっており、キャベツは思ったよりもタップリと入っていてしっかりとした食感とソースによく合う甘さとなっています。 ちょっとした味の変化はあるものの定番のソース味を楽しむことができる一品。値段の割にはしっかりとした味付けとなっているのである意味お買い得だと思います。 ○ 「ベビースターラーメン もんじゃ焼風ソース焼そば」(エースコック) 誰もが知っているお菓子と言っても過言ではないベビースターラーメンが入っているカップ焼そばが登場しました。その名ももんじゃ焼風ソース焼そばです。 大人のおやつのカップ麺と子供のおやつのベビースターラーメンが一緒になったという夢のような企画ということで、間違いなく美味しいと思いますがどんな感じなのか。 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、焼そばソースを入れて麺に絡むようかき混ぜてから最後にベビースターラーメンをかければ完成です。 早速、麺を一口いただきます。普通のソースよりも酸味が少なく甘めの味わいとなっており、どちらかといえば和風のといった感じでとても食べやすくて美味しいです。 麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、ちょっとしたべた付き感はあるものの気にするようなレベルではなく、芯の硬さもまあまあといった感じです。 具はキャベツ、ベビースターラーメンの2種類。ベビースターラーメンは麺の柔らかさとのアンバランスの食感が良い感じで、同じみの香ばしさは薬味の役割ですね。 ベビースターラーメンの香ばしさとソースの旨みが絶妙に合わせっている不思議な味わいが魅力的な一品。単純な仕掛けなのに何故か新鮮さを感じる一杯です。 |